全世界で2800万部のベストセラー、スペンサー・ジョンソン博士の「チーズはどこに消えた?」
私が人生の岐路に立ったとき、力強く背中を押してくれた1冊です。
私が感じたこの本の結論は、「今あるものは風化してしまう、時代とともに変化しよう!」というものです。
この記事でわかること
・現状に満足していない
・人生のターニングポイントにいる
・転職を考えている
という悩みをお持ちの方に、この本の内容を解説するとともに、わたしが感じた「今すぐ変化に対応し行動を起こすため」の大事な考え方を解説します。
あらすじ
【登場人物】
2匹ネズミと2人の小人を紹介します。
行動派なネズミたち
・スニッフ → 鼻がきく
・スカリー → すぐに行動する
慎重派な小人たち
・ヘム → 変化に怯え行動しない
・ホー → 行動しなくてはと考える
この2匹と2人が迷路の中に住み、チーズを探す物語です。
ここでのチーズと迷路は下記の象徴です。
「チーズ」 → 私たちが人生で求めるもの
*仕事・家族・財産・健康・精神的な安定など
「迷路」 → チーズを追い求める場所
*会社・地域社会・家庭など
まずネズミと小人は方法は違えど、互いに必死な探索の末、大量のチーズがあるチーズステーションCを見つけます。
ここから2組の行動は変わります。
ネズミたちは毎朝早く出かけ、周囲を観察してからチーズをかじります。
一方、小人たちはというと、「ぼくらはそれだけのことをしたんだ」「勤勉に働き、みつけるのは大変だった」と慢心しきっていました。
そして、チーズは全てなくなります。
ネズミたちは驚かず、すぐに新しいチーズを探しに出かけました。
一方、ヘムは「ひどいめにあわされた」とか、出かけて行ったネズミたちを「状況に反応するだけで単純だ」などと、ののしり大騒ぎしました。
ホーは落ち込んだ末に「変化する」ことを提案するが、ヘムに却下されます。
そして2人はステーションCの調査をはじめます。
「だれかほかのもののせいだから」
そうしている間にネズミたちは、チーズステーションNをみつけます。
新しいチーズを探しに行きたいホーは、ヘムに「もしみつからなかったら」と不安をあおられるが1人で旅立ちます。
恐怖や苦難を乗り越えた結果、ホーは大量のチーズがあるステーションNに辿り着きます。
その後、ヘムがどうなったかは、誰も知りません。
残りの人生で今日が1番若い日
「古いチーズに早く見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズは見つかる」チーズステーションCから旅立ったホーが迷路の壁に書いた言葉です。
過去の自分に後悔し、それが原因だと、挑戦をあきらめたことはありませんか?
・この歳からはじめても…
・才能がないから…
・学歴がないから…
わたしもこう言っては、また、同じ生活を繰り返していたものです。
これまでの自分を後悔しているふりして、また、過去の自分のせいにして、行動しない自分を肯定していました。
未来のあなたから見たら、今のあなたは、いつでも若く可能性に満ち溢れています。
過去は切り捨て未来に生きることが大切です。
悩んだり、嘆いたり、不満をこぼして、時間を無駄にしているヒマはありません。
もっと早く踏み出せばよかったと、後悔する前にできるだけ早く行動すべきです。
今この瞬間に前に進むか決めるのは自分です。
変化は失うものではなく得るもの
何か勧められたとき、選択を迫られたとき、行動を指摘されたとき
・わからないものに怖がる
・行動しない言い訳を探す
・文句・慢心ばかりで行動しない
こんな自分に気づくことはありませんか?
友達に株を勧められたときは、「貯金は安心、投資は怖い」、「失敗するんじゃないか」、「手を出してはいけないギャンブルだ」、そう思い込み、拒否していました。
知識がない故に恐れ、学ぼうとしない言い訳で、ものぐさに悪いものだと切り捨てていました。
様々なことに学ぶ姿勢もなく、働いては散財していた頃でしたので、貯金が貯まることもなく、その状況に不満を持ちながらも「そのうちなんとかなる」と変化することから逃げていました。
理解できないものを非難して、自分を肯定することで価値ある人間だと、見せようとしていたのかも知れません。
ネズミたちやホーのように「走りながら考える」。
まず行動し、工夫しながら変化することで、知識やスキルが自然と身に付き、少しずつ望む未来の実現に近づけます。
まとめ
ここ10年間で様々な変化がありました。
スマホの普及率は10%から85%へ増加し、SNSの使用頻度は格段に上がりました。
動画サイトやコンテンツのデジタル化が進むにつれ、テレビの視聴時間や本・CD・ビデオの売上は減少しました。
就職人気ランキングトップ10から銀行が消えたり、転職者数が増加している。
世界は少しずつでも確実に変化しています。
変化を恐れていては、時代に取り残されてしまいます。
もしあなたに望む未来があるのなら、今この瞬間から行動しましょう!
そこには同じ志を持った仲間たちが存在するはずです。
ともに前進しましょう!
コメント