ペンシルバニア大学教授、組織心理学者のアダム・グラント著、GIVE&TAKE「与える人こそ成功する時代」を紹介します。
・ギバーになれ!
・ギブしろ!
成功者たちは口々にこう言います。
あなたはどう感じますか?
それは良いことだけど…
・いいように使われるだけじゃないか
・きっと裏切られてしまう
・なにも返してくれなかったら
こんなふうに不安になったりしませんか?
確かにこの本では、与える人は搾取されると言っています。
ではなぜギバーにならなくてはいけないのか?
この記事では、人としてどうあるべきか、成功するギバーになるための方法を私の考えを含めて解説します。
この世界にいる3種類の人たち
3類類の特性を持った人がいます。
・ギバー → 与える人
・テイカー → 奪う人
・マッチャー → 損得のバランスをとる人
この3種類は厳密な線引きがなく、シチュエーションによって変わったりします。
例えば、家族や友達といるときはギバー、会社ではテイカーといった様子です。
また、マッチャーにはされたら仕返すという側面もあります。
そんな恐ろしいマッチャーですが、実は、全体の56%を占めるとう調査結果があります。
ほとんどの人がマッチャーなんです。
さて、1番生産性が高いのはどのタイプでしょうか?
1位 ギバー
2位 マッチャー
3位 テイカー
4位 ギバー
なんと最高の成績を出している人も、最低の成績を出しているのもギバーなんです。
では、なぜ成功するギバーとそうでないギバーがいるのか?
その理由について解説します。
成功するギバー / 疲弊するギバー
まずは失敗するギバーからです。
失敗するギバーに大きな影響を与えているのは、テイカーの存在です。
テイカーは自覚ある / なしにかかわらず、底なしに搾取していき、ギバーは何でも引き受けてしまいます。
こんな人はいませんか?
・頼まれると断れなくて自分の仕事が進まない
・何でも先回りして世話をやく
・便利屋として使われる
自己犠牲型のギバーは搾取され、心は疲弊してしまいます。
そうなるとテイカーが1人勝ちしそうですが、テイカーはマッチャーに弱いんです。
前述したようにマッチャーは、されたら仕返すため、復讐されてしまいます。
成功するギバーはゼロサムではなく、プラスサムにできる能力があります。
成功するギバーになるポイント
・まずは自分が自立することを優先
・自分を大切にし、他人も大切にする
・助けられたことを実感できる
・自分で選んで助けることができる
*誰かに強制されてはいけない
成功し合えるギバーを目指したいものです。
テイカーとどう向き合うか
ギバーの宿敵はテイカーです。
テイカーは与えても、感謝なんてしません。
さらに搾取することを考え、むしろ、つけこんで攻撃したりします。
「嫌われる勇気」の記事でも紹介しましたが、他人をコントロールはできません。
変えることはできないんです。
つまり、離れるしかありません。
関連記事 :
テイカーの見分け方は難しいようです。
人当たりの悪いゴリゴリのテイカーは、認識しやすいですが、人当たりのよいテイカーは厄介です。
この本ではテイカーの見分け方も紹介されています。
参考にしてみて下さい。
・SNSのアイコンを盛っている
・偉い人に媚び、弱者を邪険にする
・自慢話をする
こんな人に出会ったら真っ先に逃げましょう!
まとめ
成功するギバーを目指しましょう!
私は入社した会社も専門性が高く、何のスキルも実社会で広く使えるような知識もありません。
そんなスキルなしの私でも、ギブできることを考え、行動できると信じています。
・人間関係を広げる
*違う知識を持った人をつなげる
・向き合って話す
・隠れた能力を褒める
スキルやお金がなくたってギブはできます。
また、見返りを求めることをやめました。
この本で書かれているように、
「これだけしてあげたんだから、このくらいはしてくれるだろう」
そんな思い込みは、相手の気持ちや価値観を無視しているだけでなく、自分も疲弊してしまいます。
お互いにプラスではありません。
自分の気持ち大切にしている、だから相手の気持ちを大切にできるんです。
私はあなたを大切にします。
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